ウルトラマンに敗れ地球で穏やかな生活を送っていた小田。いつしかヒロユキとも友だちに。そこにトレギアの魔の手が迫る。小田の心の奥底にあった闘争本能を利用しタイガと戦わせようとしていたのだ。果たして果たして…。
先ずは、公式あらすじからの紹介からです↓
ウルトラマンタイガ ストーリー 第10話『夕映えの戦士』
用心棒怪獣ブラックキングとともに銀河に名を馳せた誇り高きナックル星人の戦士。
戦いを捨て「小田」という名前で地球で平穏に暮らしていた彼だったが、心の奥底には捨てることのできない”戦いの衝動“が残されていた。
小田と親交を深めていくヒロユキ。そして小田の中の葛藤を利用せんと近づく霧崎。夕日の決闘の先にあるものとは!?
引用元:ウルトラマンタイガ公式サイト ストーリー 第10話より
それでは、今回の感想を書いて行きます↓
ウルトラマンタイガ 第10話 感想 小田さんは幸せだったのか?!
小田さんこと ナックル星人オデッサは、 ウルトラマンであるヒロユキと正体を知らずに友だちに成ったり、地球の綺麗な夕日や自然、人々の愛情に触れるのです。 地球で人間に成って一生を終えるのも良いかもと思っていたのです。
だがしかし、ヒロユキのウルトラマンタイガ・光の巨人を見たとき 過去に自分が光の巨人に敗れ、プライドも失ったことを思い出すのです。そして、もう一度 光の巨人と戦いたい!そして勝ちたい!!
という思いが芽生えて行くのでした。
密かに封印して保管していた相棒のブラックキングの卵。それをトレギアに孵化され、ウルトラマンタイガと戦う相棒。そして、相棒が破れた時、自分も戦うことを決意したのでした。
果たして、小田さんの人生は、これで良かったのでしょうか? 小田さんは、幸せだったのでしょうか?
ナックル星人の小田さんは、戦う本能が強く それに応えることも 幸せを感じることだったと思うのです。全力で戦ってウルトラマンタイガに破れ 消えておく小田さん。
だがしかし、小田さんの願いは成就されたのです。たとえ、亡くなったとしても後悔は無いと思います。一つ贅沢を言えば、相棒のブラックキングと一緒に戦いたかったでしょうけど…
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ところで、ブラックキング。封印から解放されたばかりなのに かなりの戦闘力でしたよね。これが 更に時間が経っていたら どんな強敵に成っていたのでしょうか?! 想像するだけでも恐ろしい(汗)
だがしかし、相棒と一緒に戦えなかったのは、寂しいけど それも良かったと思っているようにも思います。何故なら、ウルトラマンと1対1で戦えたのだから。
もう小田さんは居ません。だから、これは私の勝手な妄想なのですが… ウルトラマンタイガのピンチに小田さんことナックル星人が助けに来て共闘する展開とかがあれば、熱かったのになぁ。
何とか上手く考えて復活されないでしょうかねぇ。
いやいや、復活されないから良いのですよね。小田さん。過去に沢山の命を奪われていたそうで天国に行けるのか?それは分かりませんが… 晩年にそれを後悔し、穏やかな日々を過ごされていました。
きっと人助けとかもしながら。そうそう。落ち込むヒロユキを励ましたりしてましたよね。だから、きっと他の人たちも。そんな小田さんが、安らかに眠られることを祈っております。
そして、小田さんよりも少ないとは思いますが、我々 地球人にも闘争本能を持っています。それを満たし為に行動するのか? それを抑えて人と争わず 人を喜ばせるように動くのか?
それは、あなた次第です(微笑)
今回の熱かった言葉
ナックル星人の正体を現した小田さんにヒロユキは言う。
『これがあなたの答えですか?
失敗しても何度でもやり直せば良いって
言ってくれたじゃないですか!
あの言葉は… あの言葉は嘘だったんですか?!』
ヒロユキの叫びも空しく、このままでは街が壊されるので仕方なく戦うことに…。あの残忍だったナックル星人が、いつの間にかヒロユキの心の拠り所にされる友だちに成れたのです。
そして、ヒロユキが心から戦いたくない相手に成っていたのです。
それだけでも凄いことだと思います。そして、小田さんは言いたかったのかもしれない。地球人よ。俺のように成るな!と。
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コメント
文面から察するに、6話のペロリンガ星人と同様に、ナックル星人の原典を御存知ないようですね。
最近のシリーズでは「オネエキャラ」にされてしまったナックル星人の初出は、
『帰ってきたウルトラマン』
第37話「ウルトラマン夕陽に死す」
第38話「ウルトラの星光る時」
なぜ「夕映えの戦士」なのか、ナックル星人と【用心棒怪獣】ブラックキングの関係は?
ウルトラシリーズ屈指の「トラウマ回」を御覧ください。
なまろつるさん コメントありがとうございます。
『帰ってきたウルトラマン』は観てた筈ではあるのですが…
覚えてなかったですね(汗)
調べてみたのですが…
夕映えの戦士って言うのは
ウルトラマンのパワーである太陽光線の弱まる
夕方を狙ってナックル星人が作戦を立て
実際に戦ったからですよね。
だがしかし、今回の作中では その理由は
少し変わってましたよね。
もしかしたらアナザー世界の物語なのかもしれません。
それと同様に、原点を知らない 覚えていないものでも
自由に楽しんで良いとは思うのですよね。
機会があれば観てみようとは思いますが…
原典と違うとか考えちゃうと観てないと
書けなくなりますし
気楽に楽しんでも良いものだとも
思ってもいます。
原典(原作)と違う!
とか言うことを主張しているのではありません。
『ウルトラマンメビウス』以降のいわゆる「ニュージェネレーション」シリーズになると、昭和のシリーズを見ていたかつてのファンが制作者になり、オマージュと新しい解釈を加えて最新の技術で作品創りをしています。
とりわけ、『ウルトラマンオーブ』以後に顕著です。ババルウ星人とかブラック指令とか……。『ジード』のシャドー星人やペガッサ星人ペガ、『R/B』の超獣アリブンタや快獣ブースカなどの「名称」へのこだわり。
もちろん、ウルトラマンは子供たち向けの作品ですから、昭和の内容を知らなくても理解できるように作られています。
昔のファン、お父さんやお母さん、場合によってはお祖父ちゃんお祖母ちゃんが、今の子供たちと
「昔のナックル星人はね……」
と語り合えるような時代になったんですよ。
なまろつるさん 再度のコメントありがとうございます。
原典と違うということを主張されているとは
私も思っていません。
私が言いたいことは全てのシリーズで
設定があっているって訳ではなく
その作品ごとで解釈も違うこともあるので
元や関連する作品を知らなくても
楽しんで良いでしょ ということです。
親子で語り合うとしても
よく知っていない子ども
または、よく知っている子ども。
それに対して
よく知っている親御さん または
よく知らない親御さんとでも
気楽に語り合える作品であっても良いですよね
ということです。
よく原典しらないでしょ!とか言われると
知らない もしくは 覚えていない
者は感想を書いちゃいけないのかな?
とか思ってしまうのです。
そういう意味じゃなかったのでしたら
申し訳ありません。ただ、言われる度に
そう感じてしまうのも事実なのです。