ダーリン・イン・ザ・フランキス 第13話 感想 絵本通りに進んだら2人は幸せなのでしょうか?

視聴感想

前回の最後でヒロの首を絞めるゼロツー。そのとき、ヒロは思い出したのだった。それは奪われた記憶。ヒロとゼロツーは随分 昔に出会っていたのだ。それは奪われた2人の思い出だった。その思い出とは…

先ずは、公式あらすじの紹介からです。↓

ダーリン・イン・ザ・フランキス 第13話 『まものと王子様』公式あらすじ

ゼロツーの肉体に異変が起き始めていた。その影響で精神的にも不安定になり、これまで以上に叫竜への敵意を剥き出しにするゼロツー。パートナーであるヒロの言葉さえも届かなくなりつつあった。
そんな戦いの最中、ヒロはゼロツーの意識と深く繋がり、そこから流れ込んでくる記憶を垣間見る。
それは幼い頃の思い出。
まだ名前もなく、言葉も喋れなかった彼女と、かつて自分は会ったことがある――ヒロはそれを思い出すのだった。

引用元:TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式サイト STORY

ヒロは思い出した。幼き日に角を持った少女に出会ったことを。

その少女は数々に実験で苦しんでいた。その少女を助けるために一緒に逃げ出したことを。そして、答えも問いも聴こえないこの世界で少女の そう君の笑顔だけが眩しく輝いていたことを。

ダーリン・イン・ザ・フランキス 第13話 感想 絵本通りに進んだら2人は幸せなのでしょうか?

エンディングでは、ゼロツーが幼いときに貰った絵本も一緒に流れます。
その内容をこちらに引用します。必死に録画した画面を見ながら打ったのですが一部 間違いがあるかもしれません。そこはご了承くださいね。

それでは、

 

 

絵本
『まものと王子様』

 

とある国のまっくらな森のその奥に
ひとつの種族がひっそりと暮らしていました。
背中には大きな翼を持つ彼らは美しく、
しかし“魔物”と呼ばれる存在でした。
そこで暮らす魔物の娘。その背中には
大きく成長した灰色の翼がありました。
彼らは16の歳になると、その翼で
森の外まで飛ぶ事が許されてました。

そして、迎えた誕生日。
娘は初めて森の外へと飛び立ちました。
険しい山を越え、川を越え
辿り着いた地は種族の違うヒトの国。
空には月が顔を覗かせています。

大きな城の側に降り立つと
月を見上げる一人の青年の姿がありました。
娘は茂みに隠れ、青年の姿を見つめます。
それは初めて芽生えた恋でした。
しかし、彼らはあきらかに自分とは違う種族。
魔物がヒトと結ばれる事などありません。

娘は森に暮らす、魔女の家へ訪れました。
「ヒトとして生きたい。あのヒトと結ばれたいの」
すると魔女は言いました。
「いいtも。お前の翼とひきかえだ。
しかし、見ておいで。どんなに愛を誓っても
魔物のお前はいずれ、王子の命を食ってしまうだろう」

背中の大きな翼をもぎとると、今まで感じた事のない
恐ろしいほどの痛みが娘を襲います。
二度と空を飛ぶことの出来ない事。

それで娘は嬉しくて、涙ながらに笑いました。
「ニンゲン!ニンゲン!私はあの人同じになれた!」

娘は再び自分の足で人の国へ向かうと、砂漠に人影はありました。
「大変だ! 誰かこのお方を助けられる方はいないのか!」
そこには毒蛇に足を咬みつかれた青年の姿。
娘は慌てて咬まれた傷口の毒を吸いだします。
「ありがとう。なんて素敵な人なんだ。僕はこの国の王子です」
王子は娘がお城で出会ったあの青年でした。
「あなたは命の恩人です。僕と結婚してください」

結婚式はすぐにとり行われました。
純白のウェディングドレスに
身を包んだ娘に、神父は誓います。
「病める時も健やかなる時も
死が2人を分かつまで
寄り添い続けると誓いますか?」

「はい。誓います」
結婚指輪を交換し、神父の合図で
2人は誓いのキスをすると
「王子の命を救った勇敢な少女に祝福を!」
大きな歓声と共に国中が
喜びに溢れました。

「人間、人間!空飛ぶ力強い翼もなければ
鋭い牙や爪もない。弱くて脆くて、儚い生き物。
でも、なんだかとても温かい。人間って素敵だわ」

それから、人の国の姫として、幸せな日々を送ります。
お仕事をする王子を側で支え、
時にはゆっくりと色んな場所へ旅にでかけました。
サファイアを散りばめたようか大海、瞬く火の草原、
燃え盛る炎のように煌めくオーロラ。
姫は王子の手を握り、微笑みました。
「私を離さないでね。■■■■■」

しかし、娘の幸せは長くは続きませんでした。

身体を焼かれるような痛みに目を覚ますと、
そこには醜い魔物へと変わろうとする自分の姿。
鋭く尖った爪はメキメキと音をたてて伸びていました。

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「どうして? 私はニンゲンにしてほしいと頼んだはずよ」
その背中からは醜い真っ黒な翼が背を 皮膚を
突き破るように広がっていきます。
「魔法を使うからには代償もある。お前は十分
ニンゲンとしての愛情を得ただろう。
後は彼を失い、醜い化物になるだけだ」
森の魔女の言葉が次々と娘へと囁きかけます。
「しかし、お前が最も愛する彼をその手で殺せば
お前の呪いも解け、元の魔物の姿へ戻れるだろう」

娘は愛する王子を見つめました。
王子の首へと伸びる長い爪。
誰よりも愛おしいヒトなのに、今にもそののど元を
掻っ切ってしまいたいという気持ちが湧き上がってきます。
必死に抑え続ける自分の手からは血が滲んでいきます。

「王子を殺せば、呪いは解ける…」
娘は涙を流しながら、王子の頬にキスをしました。

王子が目を覚ますと、隣に娘の姿はありません。
代わりに、ベッドにはたくさんの
漆黒の棘がありました。

王子に悲しみに暮れ、国中を探しましたが、
娘の姿を見た者はいませんでした。

引用:『ダーリン・イン・フランキス』第13話エンディングより

切ない… 切な過ぎるお話ですね。この絵本を なぜゼロツーの母のように面倒をみてくれた方は渡したのでしょうか?そこは大変 謎ですね。この絵本をゼロツーが読んで自分の境遇を理解して欲しいと思ったからなのでしょうか?

それだと回りくどいですよね(汗)私の彼女なら回りくどいと怒られそうですw

だがしかし、そのゼロツーのお世話をしていた女性には それが してあげることの出来る精一杯の行動だったのかもしれませんね。

 

 

ところで、この絵本のお話。結局 娘は幸せに成れなかったのでしょうか?

 

あなたは、どう思われますか?

 

もし娘が王子を始末して自分が助かっていたとしたら
それは娘にとって幸せではありませんよね。
我に返ったとき

大好きな王子を始末した後悔で永遠に泣き続ける日々を過ごしていたでしょう。
そう考えると娘は幸せだったのかもしれませんね。
王子と過ごせた日々は少し少なかったかもしれませんが…

大好きに成ってしまった王子と結婚することが出来ました。
僅かでも一緒に楽しい日々を過ごすことが出来たのです。
それは残念ながら長くは続きませんでしたが…。

 

だがしかし、それでも楽しく素晴らしい日々があったのです。
大好きな王子との。

 

大好きに成っても全く相手にして貰えない場合だってあります。
逆に嫌われてしまうことだってあります。
だけど、娘の場合はそうじゃなかった。

それなら それで十分に幸せな気も私はするのです。
そりゃあ。更に嬉しいのは もっと長く
出来たらお互いが亡くなるまで一緒に楽しく過ごすことですが…

その次に幸せですよね。

 

昨日、コンビニで
心屋仁之助さんの『人生に素敵が舞い込む魔法の言葉』
…って本を買いました。

まだ、パラパラっとしか見ていませんが…
その中に 同じものを見ても楽しめる人と そうでない人が居る。
その違いは自分の考え方だ というような意味のことが書かれてありました。

 

話しは変わりますが…
此処に ジュースの半分入ったコップがあります。
それを見たあなたは どう思うでしょうか?

『半分しかない』と悲しむでしょうか?
それとも『半分もある』と喜ぶでしょうか?

ある実験では、後者の喜ぶ方の方が長生きできたそうです。

 

以上を踏まえると
何でも喜べた方が良いと私が思うのです。

なので今回も 王子とわずかな時間しか過ごせなかったと嘆くよりも
大好きな王子と結ばれて良かったと喜ぶ方が
人生 素敵に感じませんか?

そう考えることが出来たら人生 更に幸せに成りますよね。

 

 

ところで、この絵本と同じような結末に
ヒロとゼロツーは成ってしまうのでしょうか?

今の考え方を使うなら それでも十分に幸せってことに成りますが…
ヒロとゼロツーは もっとダイレクトに幸せに成って欲しいなぁ。
だがしかし、このまま行くと どうもそうは成りそうにない

ような気がするのですが…
果たして、果たして…。

 

あっ!
そうそう。イチゴの存在を忘れてましたぁ(汗)
三角関係みたいな状況で全員が幸せに成るって
難しいかなぁ。

いや ゴローの愛に応えることが出来たなら
それは それで幸せかな。
イチゴはヒロじゃないのが前提に成ってたぁ(汗汗)

その辺りも どう成って行くのでしょうか??

 

いろいろ見所のあるアニメですね。
来週も楽しみです(微笑)

 

 

あなたのダーリン・イン・ザ・フランキス視聴ライフが更に充実して楽しいものに成りますように。

 

 

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